2012/08/12
2012/08/12
UA Apollo
以前サンレコでレビュー記事を書いた(ここでも触れてますね)
RMEのFireface UCXも非常に好印象だったのですが、
元々UADユーザーの僕なので、こちらを買っちゃいました。
買ってから一ヶ月ほど経つのですが、色々使ってみて
分かった所、その他感想等を書いておくことにします。
まず、結論から書いちゃいますが、
UADプラグインを愛用している人なら、とてもおすすめです。
僕がApolloを購入した経緯を書くと
持ち出しも出来るUAD-2 Satelite買おうかなー
↓
どうせ買うならオーディオI/Fも付いてた方が便利じゃない?
↓
そうだ、今使ってる003 RackやUAD-2 duo売れば、その差額になるじゃん!
みたいな流れでした(軽薄〜)。
でもApolloは十分それに応えるものでした。
まず、音質ですが、買った当初は値段が値段だし、
可もなく不可もなく、程度かなと思っていました。
実際、自宅で003 rackやApogee mini-DACと出音を聴き比べてみたりしても
それほど際立って悪い訳でもなく、かと言って良いものでもないな、という感想でした。
しかし先日、ビクター青山スタジオに持って行った時に、色々試してみたのですが、
外部クロックによってかなり印象がかわる、というのが
改めて分かりました。
特にNanosyncs HDをクロックマスターにした時は
192 i/oと比較しても、差を感じない位に良かったです。
まあ、Nanosyncs HDだけでApolloより高いじゃねーか、と言われそうですがw。
また、内蔵のマイクプリやA/Dに関しても全然使えない、というものではなく、
良いクロックと、UADプラグインを積極的に使う事でかなり良いものだな、
と思いました。
たとえば、僕がいつも愛用しているVintech Audio X73+1176AEという組み合わせで
Apolloのラインイン経由で録った音と、Apolloのマイクインに直接録った音を
そのまま比べると、Apolloのマイクインの方は明らかに高域がシャキっとしてて
低域の量感が少なく、良く言えば元気のある音、悪く言えば細い音、
という感じです。
でも、ConsoleというApolloのセッティングをするソフトで
UADプラグインの1073+1176AEを使って実機と同じ感覚で音作りをしていくと
これも悪くないなあ、いや、むしろ良いんじゃない?と思うほどです。
僕は、今後も実機のX73を使うでしょうし、自宅でもAardsyncをクロックマスターにし、
Apogee mini-DACからの音で作業をします。
ここだけ考えるとApolloにする意味はありません。
でも、ちょっと持ち出してリハスタで音を録ってみたい、とか
機動性を活かして持ち出す時に、Apolloだけでも色々できちゃう
というのは非常に魅力的だなと思いました。
と、色々書いてたらこんなに長くなってしまった。
欠点はまた後日書きますね。
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Kei Kusama