以前サンレコでレビュー記事を書いた(ここでも触れてますね)

RMEのFireface UCXも非常に好印象だったのですが、

元々UADユーザーの僕なので、こちらを買っちゃいました。


買ってから一ヶ月ほど経つのですが、色々使ってみて

分かった所、その他感想等を書いておくことにします。


まず、結論から書いちゃいますが、

UADプラグインを愛用している人なら、とてもおすすめです。


僕がApolloを購入した経緯を書くと



持ち出しも出来るUAD-2 Satelite買おうかなー


どうせ買うならオーディオI/Fも付いてた方が便利じゃない?


そうだ、今使ってる003 RackやUAD-2 duo売れば、その差額になるじゃん!



みたいな流れでした(軽薄〜)。

でもApolloは十分それに応えるものでした。


まず、音質ですが、買った当初は値段が値段だし、

可もなく不可もなく、程度かなと思っていました。


実際、自宅で003 rackやApogee mini-DACと出音を聴き比べてみたりしても

それほど際立って悪い訳でもなく、かと言って良いものでもないな、という感想でした。


しかし先日、ビクター青山スタジオに持って行った時に、色々試してみたのですが、

外部クロックによってかなり印象がかわる、というのが

改めて分かりました。


特にNanosyncs HDをクロックマスターにした時は

192 i/oと比較しても、差を感じない位に良かったです。

まあ、Nanosyncs HDだけでApolloより高いじゃねーか、と言われそうですがw。



また、内蔵のマイクプリやA/Dに関しても全然使えない、というものではなく、

良いクロックと、UADプラグインを積極的に使う事でかなり良いものだな、

と思いました。


たとえば、僕がいつも愛用しているVintech Audio X73+1176AEという組み合わせで

Apolloのラインイン経由で録った音と、Apolloのマイクインに直接録った音を

そのまま比べると、Apolloのマイクインの方は明らかに高域がシャキっとしてて

低域の量感が少なく、良く言えば元気のある音、悪く言えば細い音、

という感じです。


でも、ConsoleというApolloのセッティングをするソフトで

UADプラグインの1073+1176AEを使って実機と同じ感覚で音作りをしていくと

これも悪くないなあ、いや、むしろ良いんじゃない?と思うほどです。







僕は、今後も実機のX73を使うでしょうし、自宅でもAardsyncをクロックマスターにし、

Apogee mini-DACからの音で作業をします。

ここだけ考えるとApolloにする意味はありません。


でも、ちょっと持ち出してリハスタで音を録ってみたい、とか

機動性を活かして持ち出す時に、Apolloだけでも色々できちゃう

というのは非常に魅力的だなと思いました。


と、色々書いてたらこんなに長くなってしまった。

欠点はまた後日書きますね。


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Kei Kusama