2012/04/14
2012/04/14
先日の記事、Mastering for iTunesの続きです。
PCオーディオ界で評判の高音質プレイヤー、Audirvanaについてのお話です。
(今回は一部表現について、過大な誇張が含まれております)
Audirvana
先日のMastering for iTunesの記事でご紹介したAudirvana、
もう試して頂けましたか?
お断りしておきますが、僕はこんな仕事をしてるけど、
オーディオマニアではありません。
制作中は色々気にしますが、一回2mixファイルが出来ちゃったら
その後は「まあ、こんなもんか」となっちゃいます。
そんな僕でも、iTunes Softwareとのあまりの違いぶりに
イスからころげ落ちるほど驚いた、
Audirvanaをここでも簡単に紹介しておきます。
まずはインターフェイスですが、ネットで言われてるようにあまり良くないです。
上のキャプチャにあるようなハイエンドオーディオ的なプレイヤー画面と
ブラウザという、二つのインターフェイスですが、どちらもまだまだ、て感じ。
僕もデザインセンスあまりないから、人の事言えないけど、
専門外の人が「こんな感じ?」って作ってる感が満載です。
でもドラッグ&ドロップには対応してて、
iTunesからポイッと持ってくるだけで聴けます。
一番やっかいなのがオーディオドライバを占有してしまうところでしょうか。
例えばiTunesと聞き比べてみたいと思った時、
Audirvanaの方を一度STOPボタンを押して完全に停止させないと
(Spaceキー押してのPauseじゃダメ)iTunesからは音が出ません。
と、最初に苦言を書きましたが、音は素晴らしいの一言です。
iTunes同じファイルで聞き比べると、データ的には同じなのにも関わらず
緻密で品位の高い、かつ力感が格段にアップした音が楽しめます。
それはもう、隅々まで光を当てたように鮮明に描き出すような、
あいまいさのない解像感の強い音です。
さらにプリファレンス内の設定についてご紹介しましょう。
このAudio Filtersというページ内の項目が
音に直接関係してきます。
まずConverterですが、Apple CoreAudioとSoXが選べます。
どちらでもiTunesと比較したら、ナチュラルで高鮮度なサウンドです。
僕が聴く限りではSoXの方がさらに純度が高く力強い音かな?と思いました。
Forced Upsamplingはいわゆるオーバーサンプリングの設定ですね。
ここも下に行くほど弾けるような躍動感を伴った音になりますが、
CPUパワーを相当使います。
僕の環境だと4x or 2xでも十分かな、と思ったので、こんな設定にしました。
これでSlipknotなんかを聴くと、
明朗でパンチの効いたインパクトを
醸し出してくれます!(いやホントw)
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Kei Kusama